「ありがとう」をちゃんと言う

熟年離婚の話を新聞や雑誌で目にするようになりました。
その中で、長く連れ添っても、浮気や別離の際、「自分がいろいろしているのに感謝がない」「大切にされていない」と訴える人も多いそうです。
では、逆に「感謝されている」「わかってもらっている」と思うには何が必要だと思いますか?

「大切にされている」と感じるには、いつも声をかけてもらう、優しく接してもらうなどがあると思います。
ただ、なかなか実践し続けるのは難しいかもしれません。特に、今までそうしていないかった場合はなおさらです。

では、簡単な感謝であり、わかっているという意思表示はなんでしょうか?
それは「ありがとう」をちゃんと言うことだと思います。

何かしてもらったら――それはプレゼントだけではありません。
物をとってもらっても、コーヒーを出してもらっても、洗濯をしてもらっても、できるかぎり「ありがとう」を告げることです。
当たり前に思えることでも、相手がしてくれていることに目を向けて、感謝を伝えることです。
口で言うのが苦手なら、サンキューカードを渡してもいいのです。

「してもらって当たり前」になるは、意外に怖いことだと思います。

清潔感を大事にする

清潔感を大事にする

「浮気か離婚を考えた理由は、私は清潔感だったわ」
 結婚数十年の先輩の言葉です。

「夫は結婚前、とても身だしなみのしっかりした人だったの。
 清潔感に惚れこんだって言ってもいいくらい。
 でも結婚したら休みはヒゲはそらない、顔も洗わない、だらしない服装で歩き回る……
 男はみんなそんなもんだとも言われたわ。
 それが許せなくて注意して繰り返し喧嘩になってしまったわ。
 もう、嫌だと思って、離婚も浮気も考えたほどよ」

浮気を防ぐ100の方法でも、私が知る限り、先輩の旦那さんはとても身奇麗。
休みの日はそんなに違うのかしら?と考えてしまったら、先輩が笑って教えてくれました。

「二十年もかけて変わったのよ。
 喧嘩しててもダメになってゆくだけだから、
「みっともないから直して!」じゃなく、
 夫の清潔感が私にとってどれくらい大事なことかっていうのを、真面目に話したわ。

 私はあなたが身奇麗にしているのが好きなの。
 あなたにとっては些細なことかもしれないけど、私には、大事なことなの。
 これで私達の関係にヒビを入れたくないから、直してほしい、って、そしたらやっとわかってくれたみたい。

 でも、いい加減に返事されてたら、離婚かもしれなかったわ。

 感覚の差があるのかもしれないけど、相手に清潔感をもっててほしい、身奇麗にしててほしい、っていうのを、家族という理由で、真面目に受け取らない人がいるわよね。
 自分の為にも相手の為にも清潔感はあった方がいいのに。

 どうせなら、年数を重ねるほど、惚れ直させる!くらいの気概があればいいんだけど
 そこまではまだないわ(笑)」

結婚して一緒に住むようになっても、清潔感は大事なんだなあと思いました。

過去の「浮気」話をむしかえさない

疑いの気持ちが生まれてしまった時や、喧嘩の際、以前に浮気や怪しいことがあったことをむしかえしてしまうことがありませんか?
浮気を責めたくなる気持ちはわかりますし、過去に同じことがあれば、それを言いたくなるのももっともです。

でも、そのときは解決した過去のことと、現在の問題を一緒にして相手を責めると、マイナスになる場合が多いようです。
仕事で帰りが遅い旦那さんに、クギをさすつもりで昔の浮気の話も出して、大喧嘩に発展してしまったという話も伺います。

「前の浮気はこうだったじゃない!」「お前は前はこうこうだった」など、現在のところでない内容で相手を責めるのは、
「今のあなたも信用していません。私から心を離して下さい」
ということに似ています。

意見するときは、現在の問題に焦点を当てて、落ち着いて告げたほうがいいかもしれません。

一言でも相談を持ちかける

一言でも相談を持ちかける
相談事を友人などに持ちかけながら、次のように言う人がいます。
「主人に言ってもわからないわよ」
「彼女に相談しても意味がない」

確かに、内容が専門的なことだったり、関係のないことであれば、これも仕方ないと思います。
でも、それが身近なことだったらどうでしょうか?

私は部屋を改装する際に、夫に相談しました。
「好きにしていいよ」という返事しか返ってきませんでしたが、それでもいちおう聞いておきたかったのです。その後、業者さんと相談して改装しました。
夫の話をすると、業者さんは、こんなことをおっしゃいました。

「前に旦那さんに相談しないで、母親と相談してリフォームかけた方がいたんですよ。
 相談がなかったって旦那さんが怒って、あがってからやりなおしになりましたけど。
 別にインテリアがどうってことじゃないけど、『一言ほしい』みたいなとこ、あるじゃないですか」


相談していたら、それほど否定はされなかったかもしれません。
一言がなかったので「ないがしろにされた」と思うのは、パートナーでも意外なほど多いものです。
身近なことや共有することがあるものなら、せめて一言は相手に相談を持ちかけましょう。

一言でも相談を持ちかけておけば、お互い、話を通じたと思えます。